「ポーランド人ピアニストであるマリアン・ミカは、この録音で、フランツ・リストに挑むザレンブスキを見事に弾きこなしている。これは、残念にも若くして亡くなった非常に才能豊かな作曲家が遺した音楽の素晴らしく刺激的な探求である。お勧めのCDである。」 Colin Clarke、Fanfare

「ザレンブスキの音楽が同質の音で伝えられており、ミカの繊細で美しい演奏は特に優雅である。 見事に演奏された静かで内向的な音楽である。このCDは、ショパン愛好家だけではなく、誰にでも楽しむことができる。」 Christian Vitalis KlassikMagazine

「マリアン・ミカは、音に並外れた注意を集中し、陳腐な技巧をせず、それぞれの音をごく自然に表現できる音楽家のようだ。彼のコンサートはどれも私達にとって表現、博愛、精神の教訓である。」 L. Portalupi

プロフィール

マリアン・ミカは、ポーランド人のコンサート・ピアニストであり、Henryk Sztompka 氏(Paderewski 氏に師事)および Ludwig Stefanski 氏に師事。クラコヴィア音楽アカデミーを卒業した後、これまでにヨーロッパ諸国の有名なコンサート・オーガニゼーションのためソリストとして演奏、またはオーケストラと共演している。

これまでにポーランドおよび旧ユーゴスラビアのさまざまな音楽学校で教授を務め、数年前からイタリアや海外で高名なマスタークラスと専門研修課程を指導している。

全国および国際コンクール審査員会の一員であり、13年間トリノのI.C.O.N.S.(International Center of New Musical Sources)の国際音楽院にて教授を務めた。 ソリストおよびオーケストラ(Titogradのラジオとテレビのオーケストラ、パドヴァとヴェネト州の室内楽団、イタリアのオペラ座交響楽団、Stupskのフェスティバル交響楽団、Wroslawの室内楽団)と共演し、イタリアの各都市で演奏し、ポーランドおよび旧ユーゴスラビアの最も有名なコンサート・オーガニゼーションのために出演した。
ベオグラードの国際フェスティバル「Bemus」に2回招待され、1996年にStupskの第30回ポーランド・ピアノ・フェスティバルのフィナーレの際、ベートーヴェンのトリプルコンチェルトで演奏した。

フェッラーラでは「Targa Frescobaldi 1992」を受賞、ナポリでは「Sebetia Ter 1997」という国際音楽賞を受賞した。

近年ではソウル大学および韓国の他の都市にて高名なマスタークラスを指導している。
さまざまなラジオやテレビソリストとして、室内楽団およびオーケストラと録音を行った。
CPOからはザレンブスキのみを収録した初のCDを2006年にリリースし、Brilliant Classicsからはショパンを収録したCDをリリースした。